写真集HIDSBY’s Photographs

『樹木派』『アジア太平洋戦争遺跡遺品①②③④⑤⑥⑦』、さらに『田園の憂鬱』が2011年5月完結、『充電式日録』『或日或処』『東京TOKYO』と、てんこ盛り過ぎ!

相州美術・戦争資料館<アジア太平洋戦争遺跡遺品②-5>  

ここは骨董店を営む店主の遊佐氏が、個人で「二度と戦争を繰り返さない」ために広く戦争関係のものを収集し、展示している。二階が資料館になっていて、限られたスペースに所狭しと展示されているが、けっこう寄贈される方が多いので寄贈品を優先しているとのこと。まだ、展示品の倍もが、段ボールに入って展示棚の下に置いてある、機会があったら見せていただきたいものだ。場所は、厚木市の郊外(北)なので、ぜひ訪れてほしい。

①相州美術・戦争資料館去年はこの犬たちに噛まれました、要注意!

②焼夷弾重り焼夷弾をまとめて投下するための「重り」、鉄製。

③星秘膏「星秘膏」と言われても分からないが?陸軍内に性病が蔓延して、携行することになった軟膏。

④小学校制服小学校(国民学校)の制服。

⑤陸軍階級章
「陸軍階級章」。星ひとつ、線一本が人間と人間を峻別した。

⑥満鉄記念模型(装甲自動車)満鉄(南満州鉄道株式会社)が作った記念の置物。「満州事変(1931年柳条湖で関東軍が満鉄の線路を爆破し=自作自演、それを中国軍の行為として出兵:15年戦争始まる)」で初陣を飾った装甲自動車をかたどったブロンズ像、原型は彫刻家「朝倉文夫」作。翌1932年に「満州国独立」を宣言した。この一品は、満鉄からM陸軍少将に贈られたもの。※満鉄とは単なる鉄道会社ではない、「日本の帝国主義支配の枢軸」(家永三郎『太平洋戦争』)であった。

⑦一文字山「支那事変発端之地」(1937年当時の日本による呼称。「支那」は蔑視の呼称)、盧溝橋の近くの一文字山で夜間演習中の日本軍に銃弾が撃たれ、これをきっかけに日中戦争が起こり、さらに戦線が全中国に拡大し、太平洋戦争に突き進んでいく。

⑧軍歌集
「日本新軍歌集」。

⑨機関銃弾機関銃弾。

⑩日の丸寄せ書き「秋山君」出征時に同級生が贈った「日の丸寄せ書き」。

⑪国防婦人会タスキ「大日本国防婦人会」タスキ。銃後の女性たちもまた、戦争遂行に向けて組織されていった。

⑫軍票「軍票」各種。(日本軍占領地で使用された無価値の)軍票という名の、徴発と強制労働であった。

⑬防寒着
シベリア抑留中に使用した「防寒着」。マイナス40℃の地でのソ連による強制労働により、70万人余のシベリア等抑留者(捕虜)の5万人余が亡くなった(人数の正確な把握はできていない)。

⑭手製スプーン 1944年に慶応大学から学徒出陣した人が、戦後ソ連に抑留中に飯盒の中ブタで作ったスプーン。
コメント

こんにちは!(^^)!

2年ばかり前にお世話になりました神奈川県大和市の渡辺伸一です。

家族で押しかけてタイヘンだった事でしょうが、お蔭様で素晴らしい暮れを迎えられました。有り難い限りです。

館長さんは確か「遊佐」さんとおっしゃいました。

いつも大変お世話になっております&どうもありがとうございます。

ごく普通の日本人青年です。取り急ぎこれにてメールをおえます。

渡辺 伸一 #5jTUryeE | URL
2018/07/20 12:50 | edit

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